SOLD OUT
ベルギーで手にした、1800年代に作られた"Boîte ovale en bois cintré -わっぱ"です。Boîte de mariéeとかBoîte à trousseauとも言われる、花嫁が結婚に際して嫁ぎ先に持参する衣類やリネン類などの嫁入り道具-trousseauを入れる箱(花嫁道具箱)です。ベルギーのSalonで手にしましたが、ベルギーのものなのかフランスのものなのかは分かりませんでした。しかし両国で同じ風習があったそうです。
これまで手にしてきたわっぱとの大きな違いは、本体と蓋の両方に施されている留め具が金属の釘や鋲ではなく、Végétal -植物/樹脂製のステッチであること。何かの植物の樹皮を細く裂いて差し込むようにして綴じています。これは売り手のマダムがとても丁寧に説明してくださったのですが、明らかに他のわっぱとの違いであり、特徴でもあります。
花嫁がどんな嫁入り道具を入れてお嫁に行ったのか。それは衣類であったり、嫁ぎ先のお家のイニシャルを刺繍したトルションやナップだったり、そんな想いを巡らせるだけで瞬間的に19世紀にタイムスリップした気分になります。
最終添付写真のとおり、虫喰い穴がいくつかありますが、手にした時、また保管時においても進んでいる様子は見受けられませんでしたが、デリケートな方はお控えください(余談ですが、私自身も結構デリケートで購入時に不安に思うモノはどんなに魅力的でも購入しないと決めています)。どうぞよろしくお願いします。
>蓋をした状態で採寸
◎size 36.5cm×19cm、高さ14.2cm