今夏ベルギーのAntiques Salonで手にした、バター作りをする祖母とそれを眺める孫が描かれた油彩画です。一見、祖母が孫を叱っているような険しい表情に見えますが、絵画を専門とする売り手のムッシュ曰く、祖母が握っている棒とその下の器はバターを作る為の道具で、祖母は一生懸命に捏ねているのを孫がお手伝いしているのか、させられているのか。二人とも笑顔ではない為、ネガティブに捉えられるけれども実際には決してそうではないよ、と仰っていました(あくまでもムッシュの見解です)。
今回紹介する油彩画は、ドイツの画家、Ludwig MUCKE-ルートヴィヒ・ムッケによって描かれたモノ。MUCKEは1900年代前半から中頃に活動した画家・模写画家で、オリジナルの絵描の他に、既存の図像をもとにした油彩作品も手掛けた画家と言う説もあるようです。
興味深いのは、バターを作る為の道具。描かれた祖母と孫の様子はドイツでのシーンなのか、それとも近隣諸国なのか。使っているバターを作る為の道具は一体どれくらいのモノなのか。祖母や孫の着ている服装から年代を割り出す事が出来るのか否か。全てを紐解く事は出来ませんでしたが、何か奥深さを感じさせるそんな油彩画です。
セットされた金色の額縁も絵と良くあっています。但し、額縁と絵のセットの仕方は専用のテープを用いている為、背面部分が僅かに動きます。釘打ちが出来ない(釘打ちしない)仕様を予めご理解の上、ご検討をお願いいたします。
◎size(額縁込) 26cm×31.5cm、厚み3.5cm