1845-1895年頃に"D. Johnston & Cie"、いわゆるボルドー窯と称される窯元で作陶された、小紋花柄の平皿です。フランスものにしては珍しい総柄プリントは、ボルドー窯の歩みと共に創業者であるアイルランド出身の、DAVID JOHNSTON-ダビッド・ジョンストン氏の影響を色濃く受けてきたことがよくわかります。小紋のような花模様で、ややシノワズリーやジャポニズムが感じられる一枚です。
アイルランドにオリジンを持つダビッド・ジョンストン氏は父親の財産相続後、1834年に上質な陶器の製造を試みる為にボルドーで会社設立。1838-1842年までボルドー市長を務めながら、努力と共に功績を収め会社は飛躍的に進化したのち、JULES VIEILLARD -ジュール・ヴィイヤール氏が事業に加わり継承。工場が増え、新たに会社が設立されたことで誕生したのが"D. Johnston & Cie"と"J.Vieillard et Cie"のスタンプです。1855年に万国博覧会で「フランスで最も優れた陶磁器製造を行う窯元」と称され、閉窯する1895年まで多くの上質で美しい陶磁器を生み出してきた由緒ある窯元です。
冬の買付時に6枚纏まった数を手にしました。6枚共に、キレイ過ぎず程良くカトラリーの傷や貫入、着色が入っていてアンティークらしい表情をしています。複数ページに渡っての紹介となりますが、比較してご覧ください。
裏のスタンプに"Porcelaine opaque"と、半磁器であることの表記がされています。
◎size Φ23cm、高さ2.5cm