今冬の買付時にベルギーで手にしたMétal argenté-シルバーコーティング素材の、WISKEMANN(ヴィスケマン)社製粉糖用スプーンです。ヴィスケマン社は1872年にブリュッセルで創業した、エレガントなデザインが特徴的な老舗ブランドで、主にHOTELやケータリング業界向けの製品を専門に生産していました。
今回まとまったアイテムを手にした美しく象られたリュバーン(リボン)モチーフ装飾に"MW"のモノグラムが入ったカトラリー一式は、1900年代前期に作られ、ベルギーの財力のあるファミリーが長い間所有していたとのこと。ハンドル部分に美しく描かれたモノグラムや装飾から、1900年代のアール・ヌーヴォー期から1920-1930年代のアール・デコ期にかけてのデザインだったことがわかります。普段シンプルなデザインを好む私ですが、実はリボンモチーフに目がなく見掛けると自然に手がのびます。
全てのアイテムに共通しますが、実際に以前の持ち主だったファミリーが使用していた為、おもて面は部分的に擦れや当たりによる窪み(凹凸)がいくつもあります。買付後、専用リキッドとクロスを使ってお手入れしていますが、経年硫化/変化による濃淡を全て落としきれている訳ではございませんので、部分的に何らかのダメージが残ってしまっていることを予めご了承願います。
◎size 長さ13.5cm、クープの大きさ4cm×4.2cm