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2026/10/22 21:00 から販売
1800年代後期に北フランスの街Lille(リール)で作陶された、テラコッタ製のタルトトレイです。以前、南仏でオムレツ皿として紹介&販売しましたが、今回出会ったムッシュから聞いたのは"タルトトレイ"とのことでした。
裏面の刻印"A LILLE NORD G DE BRUYN"は、窯元の創設者である G. DE BRUYN(G. ド・ブルアン)の名前で、刻印の真ん中のアンカーは、ブルアン窯のトレードマーク。フランス北部〜ベルギーにかけての地域では、伝統的に厚みのあるテラコッタを使った生活道具が作陶されていて、今回紹介するド・ブルアン窯は一般家庭やプロの厨房向けに、クリーム色、黄色、茶色の釉薬をかけた、肉厚で頑丈な調理用の大皿やオーブン用のトレイ、サービング用の大きめの器を生産していたと言う背景があります。
前回(数年前)別の場所で同じ形状のものを初めて見た時に、オムレツ皿だと教えてもらっていましたが、今回はタルトトレイとの事。しかも器の上で捏ねることもするし、出来上がったタルトを乗せる器としても使う汎用性の高い器。実際に、古いパティスリーからのウブダシだよと言うムッシュの言葉のとおり、お店に山積みになっている中からセレクトしてきました。
タルトトレイ、オムレツ皿、きっとどちらも正解なのでしょう。いずれにせよ、現代には無い素朴な表情と、大きさ、形状が魅力的です。実際にパティスリーで使われてきたトレイの為、部分的に釉薬の剥がれや黒ずみ、カトラリー跡による傷も沢山付いていますが、とても良い表情をしています。タルトトレイとしては勿論ですが、フルーツや野菜を盛り付けるなど、実用性とプレゼンテーションの両方を兼ね備えています。
◎size Φ33.5cm、高さ3.5cm、底径13cm