1800年代前期に南仏で作陶された、CANARD de Malade(カナル・ド・マラード) 吸い飲み器です。白いぽってりとした釉薬のかかった白釉の器は南仏Moustiers-ムスティエ焼きに代表されるように、今も昔も本国フランスは勿論の事、世界中にコレクターの多い焼き物の一つです。
カナル・ド・マラードとは、病気をした際にお水を飲ませる為に使っていた道具の一つで、同じ用途で鴨(フランス語で鴨はCANARD=カナール)の形をした吸飲み器があることから、今回展開するデザインも"CANARD de Malade"と呼ぶのだそう。ディーラーさんによっては病気の大人じゃなくて子供のお薬を飲ませる為の道具と言ったり、本物の鴨の餌やりと言う人も。色んな言われがある通り、様々なシーンで色んな使い方がされていたと思います。
そんな200年以上前のフランスでの様子を思い浮かべながら、食のシーンではソースやドレッシング入れに。またお花を挿したり、観葉植物の水やり用にもオススメです。目立ったダメージも使用感もない、ボンカリテです。
◎size Φ11.5cm、横幅(持ち手&(注ぎ口込)18.5cm、高さ6.5cm、底径Φ5.5cm
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白釉の器における×印の有無についてですが、18世紀の古い時代のムスティエ焼きには×印が付いているモノとそうでないモノが混在し、19世紀以降作陶には殆ど付いていると現地のディーラーさんは言います。よって×印の有無に関わらず、白釉の器はムスティエ焼きと称されます。
この事は、南仏ムスティエ=サント=マリー村の「Musée de la FAÏENCE(博物館)」を訪問した際に、同様の話しを副館長さんから聞きました。しかし私自身、これまで沢山の白釉の器を手にしてきた経験値から印の有無について納得はしていますが、正直色々見聞きしているうちに困惑するシーンも多々あり、この機会にMyルールを決めました。
弊オンラインストアとしては、×印があるモノについてはタイトルや説明文に明確に"Moustiers-ムスティエ"と記します。しかし、印の無いモノについては”白釉"とだけ記すことにしました。19世紀以降に普及したスタンプが裏面に付いていれば、その印通りの記載を行います。