2008年 Paris郊外に位置する"Musée national de Céramique-Sèvres - セーヴル陶磁器美術館"の展覧会に関連して発刊された「Histoire de la faïence fine française 1743–1843」。Faïence fine(ファイアンス・フィーヌ)研究の代表的資料として知られる一冊です。
この展覧会では1743年から1843年、フランス工業製品博覧会(すなわち1844年)直前に作陶された約400点の作品が集められました。その多くはPont-aux-Choux(ポントシュー),Sceaux(ソー),Choisy-le-Roi(ショワジールロワ),Gien(ジアン),Creil(クレイユ),Montereau(モントロー),Luneville(リュネヴィル),Sarreguemines(サルグミンヌ)など、アンティークが好きな人には馴染み深いフランス各地の窯元から収集されたそうです。
そんな名の知れた窯元からそうでない窯元の歴史、器に描かれてきた図柄の説明、バックスタンプや製造年代などを豊富な図版とともに収録。研究資料として、また蚤の市やアンティークショップで出会った一枚のお皿の背景を知る手掛かりとしても重宝されることでしょう。フランス陶器の見識を深めたい方は勿論のこと、アンティークの買付や鑑定資料としても高い価値を持つ専門書です。
現在、本国フランスの出版社在庫は無く、古書市場で稀に流通している程度。厚さ4cm、重さ2.6kgと言う通常の本の2-3倍のボリュームに一瞬圧倒されてしまうかもしれませんが、それだけの相当な情報量がこの一冊に収められています(フランス語や専門用語の勉強にもなります)。中古品のため表紙にスレ、汚れ、折れ、角に軽い傷みや、カバー側面に多くの皺などダメージは沢山ありますが、本文の閲覧に支障はありません。
◎フランス語、ハードカバー、全520頁
◎著者 Christian Maire(フランス陶器史研究家)
◎size 23cm×28.5cm、厚さ4cm
◎weight 2,650g(めちゃくちゃ重いです)