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1800-1850年頃にフランス北西部 ノルマンディ地方に位置するFORGE-LES-EAUX(フォルジュ・レ・ゾー)で作陶された、パンジーが描かれた深皿。Faïence fine(ファイアンス・フィーヌ)と呼ばれる18-19世紀初頭作陶の上質な陶器の総称とも言える、クリーム色で非常に柔らかで軽く繊細な作りのお皿です。
フォルジュ・レ・ゾーは町の名前であり窯元の名。作陶期間が50年の窯元で、一般的な器の性質がファイアンス・フィーヌ(陶器製)からテール・ド・フェール(半磁器半陶器)に移行した1850年に閉窯しています。
質の高い土と鉄分を多く含んだ水の素晴らしさから、1800年頃にイギリス人のGeorge Woodがこの地に移り住み、CHANTILLYやMontereauで働いていた彼のスピリットが、後に義理の息子であるPierre Nicolas Ledouxに受け継がれ、様々な高級陶器が作られたと言われています。
フォルジュ・レ・ゾーで作陶される器の多くは、真っ白ではなく象牙色のような色合いに、田園風景や狩猟シーンが描かれた絵付けがとても多いのですが、こちらはパンジーの小さなブーケ。フォルジュ・レ・ゾーの中でも少ないモチーフの絵付けです。
◎size Φ23.2cm、高さ1.5cm