かれこれ半年前、冬の極寒買付時に手にしてこの日まで温めいた素晴らしいプロダクトの紹介です。現在もフランス国内においてトルソーや店舗什器、備品等を取り扱う「SIEGEL&STOCKMAN社」。そのシーゲル社がストックマン社と合併する前に作られたスタンドで、合併は1900年ですが住所(ショールーム)と社名の刻印入りプロダクトは1900-1920年頃と言われています。
スタンドは全て温泉保養地で有名なフランス VICHYの洋品店で使われていたとの事。スタンドが作られた時代を思うと、アール・デコ期のウィンドウディスプレイに一役かっていたのでしょう。スタンド底面にSIEGEL社の当時の住所の刻印入りで、ヘッド部分にも同様に住所と社名がデザインされています。
今回紹介するにあたり色々調べてみましたが同じモノがヒットしませんでした(もしかしてレア物かも)。お店の皆さま、またご自宅用にと幅広いニーズがあると思っています。見れば見るほどに帽子をのせるだけでなく、ヘッド部分の刻印含めてアートピースとしての存在感が半端ないと感じる逸品です。またこれまでの経験値から、日本国内でこれだけのボリュームで揃う機会もそうそう無いと自負しています。
実は一同に展開している店舗什器の中でも、T字バー付きのこちらの(H)とサイズ違いの(G)については明確な用途が分かりませんでした。売り手のムッシュはシューズ用と教えてくれましたが突き詰めていくと、T字型のディスプレイスタンドは特定のアイテムに断定せず、店舗で取り扱っているネクタイ、付け襟、カフス、スカーフと言った多様なアイテムのディスプレイに用いられていたようです(撮影時にはムッシュの言う通りに、シューズを合わせてみました)。
経年による小傷(古傷)やメッキのくすみが見られますが、長い年月を経たアンティークならではの風合いとして捉えていただけると幸いです。
◎size
>T字バーの大きさ 16cm×21.5cm
>台座に固定されたアームの高さ 38cm
>可動アーム 30.5cm
→台座+アームを設置した高さ48cm-max74cm
>台座 Φ11cm、高さ3cm