








SOLD OUT
1800年代後期に南仏で作陶された、小振りな黄釉コンフィポットです。その昔、冷蔵庫や冷凍庫が無かった時代に主に塩漬けした肉や魚、オイル漬けした野菜などをひと冬越す為に、冷暗所に置いたり土や雪に埋めて保存したと言われています。その多くは内側と外側の両面に釉薬がかかっているポットが殆どですが、今回紹介するポットは外側に釉薬がかかっておらず、内側だけの仕様。初めから土埋め用に作陶されたのかもしれません。
ポットに蓋はついておらず(昔は蓋付のモノは贅沢品の一部だった為)、油を染み込ませた紙や麻布で上部を覆い、麻紐やラフィアを使って溝の部分に紐を括り密封して保存&保管をしていました。口元の凹みは、このような理由からつけられたものになります。
>口元にカケがいくつかあります。外側から見ると1cm幅が2箇所、内側部分に1.8cm幅です(添付写真5,6枚目参照)。
◎size Φ9.5cm、高さ8.5cm、底径8.5cm