1800年代中期-後期に作られた、ロワール地方の紳士用のお店で使われていたNapoléonⅢ-ナポレオン3世スタイルのディスプレイスタンドです。売り手のムッシュ曰く、主にシャツやセーターを畳んだ状態で掛けてディスプレイしていたのだそうですが後で色々調べてみたところ、T字型のディスプレイスタンドは特定のアイテムに断定せず、店舗で取り扱っているネクタイ、付け襟、カフス、スカーフと言った多様なアイテムのディスプレイに用いられていたようです(私はCOTIのグラスチェーンをPOP UPストアで展開する際に何度か使いました)。
また豪華なジュエリーや、富裕層の家庭で精巧に作られた人形の衣装を美しく飾る為の道具と言われていたとの記述も見つけました。T字のバーは高さ調整出来る仕様(43cm-max57cm)。スタンド部分は当時の流行りでもあったナポレオン3世スタイルの象徴的な木玉のような曲線使いで、非常に美しい曲線。クラシックな黒檀のような仕上げは、深みのある控えめな光沢を放ち、19世紀半ばのパリの上流サロンにおける美意識の頂点を表現しています。
◎size 高さ43cm-57cm、T字部分w31cm、土台Φ18.5m